7月21日。
もう5年も前の話になるけれど、今日この日になると、思い出して切なくなりますね‥
2013年、6月末。
常連客の私は、いつものようにここにやって来て。
扉の貼り紙に大きなショックを受けたんだ。
「7月21日をもって、サンマルクカフェ成増店は閉店します。」
‥嘘だと思った。
だって、いつも店内は満席だし、パンを購入する為だけに入ってるお客さんもたくさんいたし、
確かに分煙は徹底されてなくて、たばこの匂いが服につくのは嫌だったけど、それ以外何の問題もないように見えたのに。
信じたくなくて、通い始めてから3年経ってもなかなか話せずにいた、若い女店長さんに尋ねたら。
そうなんですよ、と少し悲しそうに笑ってて‥
その笑顔に、もう受け入れるしかないんだな、と思った。
私が大学生になったと同時にカフェデビューした、サンマルクカフェ。
大学に通ってる頃は、毎週木曜日の午前授業の体育で卓球をした後、ランチタイムにギリギリで間に合うように帰ってきて、サンマルクカフェに入って。
今はもうない、日替わりピザが大好きだった。特に、カルボナーラポテトピザが。笑
大学辞めて浪人して、週2、3回の頻度で通って勉強するようになって。
ずっと席を陣取る迷惑な常連客だっただろうけど‥(^_^;)
浪人の時期を過ぎても、3年と4ヶ月、お店の雰囲気も、店長さんや店員さんもほとんど変わらなくて。
安心できる、居心地の良い場所だった。
楽しいことがあった時も、本当に悩んでどーしようもない時も、一人でここにやって来て。
18〜21歳、苦くても、一番の青春の時期の私の思い出の場所だった。‥それなのに。
2013年、7月21日。
閉店の日も、いつものようにランチタイムにやって来て。
入った瞬間、いつもの店員さんたちが勢揃いしてて、それだけで泣きたくなってしまったけれど。
奥のソファ席に座って、ああ、ここで食べられるのも最後なんだな、と噛みしめながらチョコクロとピザと、苦い苦いアイスラテを飲んで‥日記を書いてた。
最後まで泣かないつもりだったのに、店を出る時、今まで通ってくれてありがとうと、店長さんが悲しそうに笑って手を振るから。
ありがとうございました、って、私は半泣きで店を出ることになってしまって‥
すぐに家には帰れなくて、トボトボ散歩しながら、ああ、私の居場所がまた一つ減ってしまったな、なんて。
次の日からは、某TV局の夏のイベントで。
泣き腫らした顔と、落ち込んだ心のままで仕事なんてできないから。
必死に我慢したし、切り替えようとしたけど。やっぱり辛かったですね。
こんなに思い入れのあるお店は、人生で初めてだったので‥
‥まあ普段は、地元にサンマルクがあったことさえ、忘れてしまってることもあるんですが。笑
ただ、この日になるとなぜか思い出すんですよね。不思議です。
あれから会ってない若い女店長さん、元気にしてるのかな。今もどこかのサンマルクカフェで、働いてくれてたらいいな(^-^)
もし会えたら、色々思い出して泣いちゃうかもしれないですけどね ( ;∀;)
別れを、終わりを受け入れて、人は強くなれるのだ、なんてさ‥5年前の自分が偉そうに日記に書いてるので。笑
当時の私には、ものすごくショックな出来事だったことに違いないので。
今日この日に、あの頃の私の気持ちを供養してあげようと、思いつきでブログを書いた、おしんでした( ^ω^ )